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三ツ石神社でミスさんさが奉納演舞 祭りの成功と安全を祈願

演舞を奉納するミスさんさ踊りの皆さん

演舞を奉納するミスさんさ踊りの皆さん

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 8月1日から始まる「盛岡さんさ踊り」の安全と成功を祈る奉納演舞が7月25日、三ツ石神社(盛岡市名須川町)で行われた。

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 「盛岡さんさ踊り」は1978(昭和53)年に第1回を開催して以来、盛岡の夏の風物詩として親しまれ続けている祭り。今年も8月1日~4日の4日間、中央通を主会場にパレードなどが行われ、延べ205団体の参加を予定している。

 さんさ踊りの発祥として有名なのが、境内に大きな岩が3つある「三ツ石神社」にまつわる「三ツ石伝説」に由来するもの。その昔、羅刹(らせつ)という悪い鬼が現れ、人々を苦しめていたという。人々が神様に鬼の退治を祈願すると、願いを聞き入れた神様は羅刹を捕まえ、「もう二度と悪さをしない」という誓いの証として三ツ石に手形を押させ、鬼の退散を喜んだ人々は三ツ石の周りを「さんさ、さんさ」と踊ったのが、さんさ踊りの始まりとされている。

 毎年盛岡さんさ踊りの開催を前に祭りの成功と安全を願い、その年の「ミスさんさ踊り」が三ツ石神社で奉納演舞を行うのが恒例となっている。25日には「2025ミスさんさ踊り」の沼田侑希子さん、氣田奈緒子さん、川島みなみさん、横田向日葵(ひまり)さん、渡辺宥月(ゆうな)さんの5人と、ミス太鼓・ミス横笛・うたっこ娘で構成する「さんさ太鼓連」のメンバーが、神事の後に演舞を奉納した。

 「2025ミスさんさ踊り」は6月から踊りの練習を始め、奉納演舞が初舞台となった。盛岡さんさ踊り実行委員会の関係者や家族、地域住民が踊りを見守り、盛大な拍手を送った。

 沼田さんは「5人で力を合わせて踊りを練習してきた。パレードを見に来た皆さんを笑顔にしたいという気持ちが、私たちの原動力。盛岡さんさ踊りの魅力と楽しさを伝えたい」と意気込む。

 パレードは各日18時開始。

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