
「盛岡バスセンター ジャズフェスティバル BUS JAZZ」が6月21日と22日、盛岡バスセンター(盛岡市中ノ橋通1)で開催される。
同施設を運営する「盛岡ローカルハブ」と、施設内にある「穐吉敏子JAZZミュージアム」併設の「Cafe Bar West38」が共催する同イベント。「Cafe Bar West38」では定期的にライブイベントを開いているほか、施設で開催するイベントに合わせたジャズライブなどを行ってきた。
ジャズフェスティバルのアイデアは、施設で開催するイベントを考える打合せの中で出てきたという。「ジャズはバスセンターの特色の1つ」と盛岡ローカルハブの水間斉吾さん。「これまでさまざまなイベントを行ってきたが、そういえばジャズフェスってやってないよねという話になり、まさに灯台下暗しだと思った」と話す。
ジャズをメインテーマにした同施設でのイベントは今回が初めて。「Cafe Bar West38」でのライブの盛り上がりも企画を立ち上げる後押しとなった。同店サブマネジャーの北田唯さんは「提案を聞いて、確かにここでジャズフェスできるなと思った。店でライブを行っている皆さんからも、開催を喜ぶ声があった」と笑顔を見せる。
ステージは1階~3階に4つ設け、2日間で18組の出演を予定する。ゲストにはピアニストのマイク・モラスキーさんと、ジャズ評論家などとして活躍する行田よしおさんを迎える。21日は12時30分から地元の小中学生と高校生によるジャズバンド「リトルウエスト」がオープニングを飾り、19時からマイク・モラスキートリオが演奏する。22日は13時から各ステージで演奏が始まり、16時から行田さんがジャズトークを行う。
出演者の多くは普段から「Cafe Bar West38」で演奏しているという。同店のスタッフもバンドを組み出演を予定している。北田さんは「たくさんのバンドが出演するので、好きなバンドを見つけてファンになってもらいたい。生演奏の良さに触れて、Cafe Bar West38でのライブにも足を運んでもらえれば」と話す。
水間さんは「バスセンターのどこにいても音が聞こえて、施設全体がジャズに染まる2日間になる。皆さんと一緒にBUS JAZZを盛岡の新しい風物詩にできたらバスセンターを訪れるきっかけや、ジャズに触れるきっかけにもつながれば」と来場を呼びかける。
観覧無料。各ステージのタイムスケジュールは盛岡バスセンターのウェブサイトやCafe Bar West38のインスタグラムなどに掲載している。