
「いわて県民情報交流センター アイーナ」(盛岡市盛岡駅西通1)が3月24日、館内の多用途ホール「小田島組☆ほ~る」を自由見学できる「小田島組☆ほ~る開放DAY」を開催する。
同イベントは昨年11月に初めて実施し今回が4回目。7階にある「小田島組☆ほ~る」は、講演会や展示会などの会場として貸し出しているが、新型コロナ禍以降は徐々に予約数が減少傾向にある。そこでホールの認知度向上と利用促進を目的に、ホール内を自由に見学できる「開放DAY」を企画。毎回見学者が訪れ、すでにホールの利用予約をしている人が下見をしたり、会場を探している人が検討のための設備確認をしたりしているという。
「館内に入居する施設の職員が、『実はホールの中を見たことがない』と見学することもあった」とアイーナ管理事務室の岩間崇さん。「アイーナ内にはさまざまな施設があり、利用者は目的があって訪れることが多い。その中でもホールは催し物への参加がなければ入らない。中を見てもらう機会をつくり、まずはホールがあることを知ってもらいたい」と話す。
今回は、階段状の移動観覧席を設置した劇場形式の状態での見学となる。演台、司会者台、テーブル、展示パネルなどの備品を準備するほか、音響映像設備の確認、有線LANとWi-Fiを使ったウェブ配信テストなども可能。当日は原則申し込み不要で、開放時間内であれば自由に見学できる。すでにホールの予約をしている人で、機材確認や打ち合わせが必要な場合は事前予約を受け付ける。
普段からホールを見学したいという問い合わせがあるが、見学希望日とホールの利用日が重なり、なかなか見学できないというケースもあるという。自由見学できる日を定期的に設定しようと、今後は月1回のペースで開催を続ける予定。移動観覧席を設置しないフラットな形式での見学会も検討している。岩間さんは「講演会や学会のほか、企業説明会、ダンスやヨガの講座、発表会、子どもの遊び場とさまざまな使い方ができるのが魅力。利用に関する相談にも対応するので、まずは一度見に来てもらえれば。利用の予定がなくても、興味があれば立ち寄って」と話す。
開催時間は9時~16時。入場無料。ホール使用料の一例としては、入場料を徴収しない催しの場合、土曜・日曜・祝日の9時~17時の貸し出しで3万9,880円。