盛岡の養蜂場が開いた「はちみつ村」、話題に-イートインで格安ランチも

はちみつを使った健康的でボリュームもある人気の「特製ひっつみ」

はちみつを使った健康的でボリュームもある人気の「特製ひっつみ」

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 養蜂と蜂蜜関連商品を販売する「藤原養蜂(ようほう)場」(盛岡市若園町、TEL 019-624-3001)がオープンした養蜂に関するアンテナショップ「養蜂百年館 はちみつ村」が話題を集めている。

自然をイメージした「はちみつ村」店内

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 同店は、約100年前に東北地域で初めて養蜂業を手がけた同養蜂場が、養蜂とそれを取り巻く環境についてPRする目的で今年3月上旬にオープン。同養蜂場が製造する巣箱や分離機、実際にミツバチの入った巣箱などを展示する。また、蜂蜜やジェラート、ローヤルゼリー、プロポリス、蜂の子の粉末など、蜂蜜関連商品の販売もする。

 店頭では、アカシアや桜、栃など同養蜂場が製造・販売する20種類以上の蜂蜜を試食できるほか、店内に設けられたイートインスペースでは、蜂蜜やスズメバチのエキスを含んだドリンク類を提供。麺とスープにそれぞれ蜂蜜を混ぜ込んだ「特製ひっつみ」(すいとん)は、蜂蜜入りのみそを塗った焼きおにぎりとのセットで550円と格安なことから、平日にもかかわらずランチタイムには近隣の会社員やリタイア組などが大勢訪れる。

 「正直なところ、食事について利益は度外視」と話すのは東京農業大学客員教授で、銀座ミツバチプロジェクトなどNPO活動にも関わる同養蜂場長の藤原誠太さん。「それよりも、養蜂という仕事や今の養蜂を取り巻く環境について知ってほしい」と話す。「おいしい蜂蜜がいつまでも食べられるような、そんな農村や自然環境を考える場になれば」とも。

 同養蜂場では近く、ニホンミツバチとセイヨウミツバチの違いなどを実際に体験できる庭園風の養蜂場や、古い蔵を利用したビンテージ蜂蜜の貯蔵庫を施設内に設置する予定。

 営業時間は10時~19時。月曜定休。

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