恐竜やスター・ウォーズなどのポップアップ絵本で世界的に知られるロバート・サブダさんとマシュー・ラインハートさんの企画展「POP-UP絵本ミュージアム」が現在、マリオスの盛岡市民文化センター(盛岡市盛岡駅西通2)で開催されている。
会場で販売する「スター・ウォーズ」の500冊限定版(展示品)
同展では、ポップアップ絵本(飛び出す絵本)の新境地を切り開いた「不思議の国のアリス」や「太古の世界 3部作」のほか、新作の「ナルニア国物語」「スター・ウォーズ」など、計11作品を紹介する。
作品はいずれも、実物の2倍ほどの大きさにスケールアップした絵本での展示。ページをゆっくりめくる電気仕掛けで、絵本を構成する複雑なパーツやその動きがわかる内容になっている。ほかに、作品の実物原画や絵コンテ、ページができあがるまでの模型など、豊かな表現を生み出すポップアップ絵本の制作過程を紹介する。
会場では、日本語版と英語版のポップアップ絵本を約150タイトル販売。中には、スター・ウォーズのシリアルナンバー付き500部限定版も販売(5冊のみ、25,200円)。同書には、通常版にはないダース・ベーダーの呼吸音の音声と、作者・ラインハートさんの直筆サインが付く。
同展の広報担当者は「複雑なパーツによる絵本の動きはもちろん、照明や装飾など会場の雰囲気作りにも配慮した展示になっている。入り口から出口まで、2人の絵本作家の世界観を体感してほしい」と話す。
開館時間は10時~17時。月曜休館。チケットは、大人・大学生=800円、小中高生300円。11月3日まで。