雫石を応援するタウン誌「tan-tan」(発行=ジプシー編集工房、TEL 019-693-2526)の最新号(第3号)が6月末に発売している。
今号の特集は「雫石の長男」。現代作家やそば店店主など、同町で活躍する「長男」にスポットを当てた企画で、個性的な男たちの横顔と仕事ぶりを豊富な写真とともにリポートしている。
ほかリンパマッサージ店を取材した「雫石雑記帖」や国道46号沿いのドライブインレストランを取り上げたグルメ企画「麺ロード」、同町在住の「全国誌漫画家」・そのだつくしさんの連載漫画「アネコが行く」など、定例ページも掲載している。
同誌の写真撮影は表紙の舞踊家「和ネエサン」を含めほとんどを、同じく同町在住で2006年にフォト・ドキュメンタリー「NIPPON」を受賞した写真家の奥山淳志さんが銀塩フィルムカメラで撮影した。
巻末では、今号を最後に編集長を勇退する佐々木和正さんが登場。創刊準備号を含めて4回の編集に携わったその功績を讃えた。編集長職は「永久欠番」とし、「佐々木編集長の復帰を待つ」(奥山さん)としている。
表紙に「遅れてスンマセン」と題した今号は、当初は昨年12月の発行予定から大幅に約半年遅れての発売。その理由について編集もする奥山さんは「原因はボクの怠慢です。この雑誌はわりと勝手気ままに作っているが、今回はかなり遅れてしまった。良い言い方をすれば、ちょっとこだわりすぎた」と話している。「いつ出るのかな、と楽しみにしてくれればありがたい」とも。現在、読者や関係者への対応に追われている模様。
体裁はA5版、46ページ、オールカラー。定価300円。雫石町内の書店や道の駅、飲食店で販売。盛岡市内ではさわや書店の大通本店、盛岡駅フェザン店でも販売する。
次号は来年2月に鶯宿温泉を特集した別冊で発行する予定。
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