盛岡市のもりおか映画祭実行委員会は2月11日から、市内映画館などで「もりおか映画フェア」を開催する。

　同フェアは、昨年開催が休止となった「もりおか映画祭」の代替イベント。映画を利用した中心市街地の活性化を図るとともに、映画に親しみをもってもらおうと企画された。

　期間中の11日・12日はフェアのチラシに付いているクーポン持参で、市内4つの映画館が指定する全6作品が500円で鑑賞できる割引企画を実施。各映画館とも割引人数に上限がある。11日には「大通会館リリオ」（大通1）で映画「惑う-After-the-Rain-」の特別上映会を開催。10時からと15時30分からの2回で、作品の林弘樹監督によるトークショーも行う。希望者は林監督との昼食会と懇親会にも参加できる。上映会の定員は各回50人で、参加料は500円（昼食会参加者は1,500円）。懇親会の定員は30人で、参加料は3,500円。

　19日には映画を使った「街コン」「シネマッチングinもりおか」を企画。「中央映画劇場」で映画を鑑賞した後、飲食店で交流会を行う。定員は男女各30人、参加料は男性＝6,000円、女性＝3,000円。そのほか、期間中は共通映画観賞券が抽選で当たる「映画館スタンプラリー」や、市内18の協賛店で盛岡の地カクテル「INAZO」をワンドリンクサービスする半券サービスも実施する。

　フェア終了後の26日には「もりおかと映画を話そう・ワークショップ」を開催。これまでの映画祭の歴史に触れながら、未来に向けた「もりおかと映画」の関わり方、映画文化を盛り上げるアイデアを参加者と考える内容となる。

　同映画祭実行委員会事務局の遠田南さんは「映画祭を楽しみにしていた皆さんから残念だという声が届いて、『映画の街・盛岡』として何かできないかと考えていた。規模が大きいわけではないが、皆さんに楽しんでもらいたい。この機会に映画館に足を運んで、映画に親しんでほしい」と呼び掛ける。

　「街コン」や懇親会などの参加には申し込みが必要。問い合わせは実行委員会（TEL 019-613-8389）まで。2月19日まで