地元に根差した自主製作映画をテーマにしたイベント「岩手盛岡アマチュア『地(じ)ネマ』フェス」が1月14日・15日、クロステラス盛岡(盛岡市大通3)で行われる。
「地ネマ」は地元に根差した映画作品を指す造語。故郷を舞台に映像制作を行う岩手県内の学生映画部や社会人映画サークルらによるアマチュア自主製作映画を「地ネマ」と呼び、同イベントは「地ネマ」づくりをしているアマチュアクリエイターらが協力して企画運営する。映画の街とも呼ばれる盛岡から、見るだけではなく製作者の視点から映画の楽しみを発信し、全国からも作り手や観客が訪れる映画祭を目指す。
実行委員会代表の高橋政彦さんは「2016年度のもりおか映画祭が中止となり、新しい映画祭ができないかと仲間同士で話をしていた。その時に作り手目線の映画祭はないと思い付き、企画したのが今回のイベント。誰でも映画が作れる今の時代、見るだけではなく作る楽しみを伝えたい」と話す。
イベントでは各団体による映画作品の上映会のほか、一般参加型の座談会や映画製作を体験できるワークショップ、音楽ライブなどのイベントも開催。上映する作品はプロによる作品を含む21作品で、1日目は社会人映画サークルによる作品、2日目は高校・大学・専門学校の学生らによる作品と、特別招待作品で池谷薫監督の「先祖になる」を上映する。
高橋さんは「地ネマの舞台は普段皆さんが暮らしている場所がほとんど。きっと盛岡の新しい部分が見えて、もっと地元が好きになると思う。今回作品を上映する学生たちもそうだが、若い作り手がどんどん育っているし、私たちも映画仲間を増やしたいという思いもある。映画作りを楽しむ人の視点から映画を鑑賞してみてほしい」と呼び掛ける。
開催時間は14日=13時~19時45分、15日=10時10分~19時30分を予定。入場無料。詳しいタイムスケジュールや上映作品などはフェイスブックページで確認できる。