ジャズピアニストの板橋文夫さんとボーカリストの室舘彩さんのユニットによるジャズライブ「弾く 歌う 北巡りin Morioka」が5月16日、岩手大学農学部農業教育資料館(盛岡市上田3)と「すぺいん倶楽部」(大通1、019-652-1758)で行われる
同ライブは青森と仙台を含む同ユニットの「北巡り」ライブツアーとして行われるもの。盛岡公演では1部として、宮澤賢治が学んだ旧盛岡高等農林学校の校舎で、現在は国の重要文化財に指定されている同館を舞台に無料のミニライブを開催する。賢治ゆかりの建物で「賢治も聴いたであろう、もしかしたら弾いたかもしれないピアノ」を使ったライブになるという。2部は「風を感じて、心のままに」と題して「すぺいん倶楽部」に舞台を移し、本格的なライブパフォーマンスが行われる。
演奏するのは、ジャズプレーヤーの渡辺貞夫さんや森山威男さんらのグループを経て、現在は画家や詩人などさまざまなアーティストとの共演活動で注目されるピアニストの板橋文夫さんと、前衛的なパフォーマンスグループ「渋さ知らズ」(通称=「渋さ」)のボーカリスト・室舘彩さん。「渋さ」はダンスとジャズやロックを融合させたパフォーマンスで注目されるアート集団で、フジロックフェスティバルなどメジャーなライブフェスティバルにも参加する。室舘さんは岩手大学特設美術課の出身。
盛岡での公演を企画した大森智加江さんはライブについて「ふたりが1部の会場に来てから、その場を感じ取って決めるので、どのような展開になるのか予想がつかない」とし、「2部のライブも1部の演奏で感じた『風』をふくらませて挑むことになる」と期待を込めて話す。「ボーカリストの室舘さんはさまざまなジャンルを手がけるので、ライブはジャズ好きのみならず、広く芸術やお芝居の好きな人にも楽しんでもらえるのでは」とも。
開演は1部=15時、2部=19時30分。1部は無料だが、すでに入場定員に達したとのこと。2部は前売り4,500円(ワンドリンク付き)。チケットは「すぺいん倶楽部」で販売する
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