「第3回盛岡たかまつ手づくり映画祭」が8月28日、「上田公民館」（盛岡市上田4）を会場に開かれる。

　同映画祭は盛岡市在住の映画ファンによって企画された自主映画の上映会。上映作品全てが「高松の池」を舞台にしていることが特徴。3回目を迎える今年は、昨年を大幅に上回る16作品を上映。プロ・アマチュア問わず、本格的な映像作品からドキュメンタリー、ミュージックビデオ、モノクロ作品まで幅広い作品が集まった。

　実行委員会委員長の小田中卓也さんは「こんなに作品が集まるとは思わなかった。中には映画祭を見て、製作に挑戦した人もいる。たくさんの人が気軽に映画を作れたらいいという願いもあったので、本当にうれしい」と喜ぶ。

　上映作品には、今年4月に映画館で上映され人気を博した村上浩康監督のドキュメンタリー映画「無名碑MONUMENT」と、そのスピンオフ作品「おとこなら」、我妻和樹監督による「緑の光に包まれて」のほか、「いわて動画コンテスト2015」優良賞作品で藤村洋監督による「岩手・盛岡・高松の池」も含まれる。今回は高松の池周辺の地元高校生や大学生が製作した作品も集まり、盛岡第一高等学校放送部、盛岡第三高等学校視聴覚委員会、岩手大学映画研究部による計4本が上映される。

　小田中さんは「舞台は同じ高松の池だが、作品ごとに違う表情が見られると思う。堅苦しく語るのではなく、娯楽として楽しい映画祭を目指したい。ぜひ足を運んで」と呼び掛ける。

　9時15分開場、9時30分開演。16時30分終演予定。途中入退室は自由。料金は前売り＝500円、当日＝700円。高校生以下無料。前売り券はカフェカムオン（盛岡市高松1）と山田酒店本店（盛岡市開運橋通）で販売する。作品上映順はホームページなどで発表予定。