希望郷いわて国体・大会実行委員会は、プロモーションビデオ3本を公式ホームページなどで公開した。
同動画は10月22日から開幕する第16回全国障がい者スポーツ大会「希望郷いわて大会」をPRするために制作されたもの。障がい者スポーツ大会は国体に比べて認知度が低く、観客の少なさが課題となっている。その状況を改善し大会を盛り上げるとともに、障がい者スポーツの認知度向上を図る。
同実行委員会事務局障がい者スポーツ大会課大会運営担当主任の佐藤秀雄さんは「障がい者スポーツにどんな競技があるか知らず、ルールが難しいと感じている人が多い。既存のイメージを取り払って興味を持ってもらえればうれしい」と話す。
公開されたPVは全部で3本。7月19日に公開した第1弾は「BEYOND THE LIGHT」と題し、軽快な三味線と和太鼓の曲に乗せて、大会に出場する12人の選手が登場。タイトルを日本語にすると「光の向こう」という意味になり、ひたむきに挑戦し続ける選手らの姿を映しながら、導入として興味を持ってもらいやすい映像に仕上げた。三味線の演奏は紫波町出身の藤原翼さん、和太鼓とドラムも同町発祥の「佐比内金山太鼓」とコラボレーションしている。
8月1日に第2弾、3日に第3弾を公開。第2弾「広げよう感動。」編は、ソフトボール競技代表チーム「スマイリーズ」の中村岬選手、第3弾「伝えよう感謝。」編には、陸上競技ソフトボール投げに出場する阿部信子選手を取り上げるドキュメンタリー形式。1人の選手にスポットを当て、大会に出場するまでの背景と選手の思いを紹介する。
同課大会運営担当課長の細越健志さんは「出場選手の皆さんはまさにアスリート。映像からパワーを感じてもらい、秋の大会では近くの会場でぜひ観戦してほしい」と呼び掛ける。
動画は公式ホームページのほか、フェイスブックページとユーチューブで公開する。