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スマホ向けゲーム「ヒュプノノーツ2」配信 盛岡の作家がメインイラスト担当

「ヒュプノノーツ2」ゲーム画面

「ヒュプノノーツ2」ゲーム画面

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 スマートフォン向けゲームアプリ「ヒュプノノーツ2」(iOS版)が7月12日、配信された。

ゲームの開始画面。主人公も佐原さんのデザイン

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 同作は「石乃裏骨董店」が製作し、独特の世界観とストーリーが話題となり、高評価を得た大人向けRPG「ヒュプノノーツ」の続編。今作は2024年の日本を舞台に、主人公の女子大学院生が音信不通になった恋人を探して夢の中を冒険する物語となる。ゲームは「進む」と「戻る」のシンプルな操作でフィールドを探索する一次元ローグライクシステム。プレーヤーはランダムに発生するイベントや、敵として登場する「アパレル店員」や「大学の授業」などの「嫌いなもの」や「トラウマ(心的外傷)」と向き合いながらゴールを目指していく。プレーヤーの選択により物語が変化するマルチエンディングストーリーで、現在は第2章まで配信されている。

 メインイラストを担当したのは、盛岡在住のイラストレーター佐原叶夜(きょうや)さん。佐原さんは雑貨店「etmo」(盛岡市中ノ橋通1)の店主。イラストレーターとして活動しているが、ゲームのイラストを担当するのは今回が初めてとなる。佐原さんは「物語性があるものに絵を付けたいという目標があり、思い切って挑戦した。今作からの参加なので、前作のファンに受け入れられるか不安が大きかったが、一つの目新しさと感じてもらえればうれしい」と話す。

 今作のプロデューサーを務める並河理史(なみかわ さとし)さんは、佐原さんと高校時代の同級生。、並河さんは岩手大学に在学し、盛岡に住んでいたことがあり、物語の序盤である大学生活は並河さんの盛岡時代の経験がベースとなっている。

 並河さんは「イラストを発注して納品してもらうのではなく、深くやり取りできる相手に依頼したかったことと、ゲームの雰囲気に絵柄がマッチしていていることで佐原さんに依頼することにした。お互いゲームの制作はほぼ初めてなので衝突もあったが、そのおかげでここまでできたのだと感じている」と話し、「少しずつ物語が配信されていくので、まずは前作を体験しながら待っていてもらえれば」と呼び掛ける。

 ゲームはGoogle PlayストアとApp Storeから無料でダウンロードでき、一部アイテムが課金制となる。Android版は7月2日に配信。

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