古着店「ドンドンダウン オン ウェンズデイ」を運営するドンドンアップ(盛岡市菜園1)が4月9日、盛岡駅ビルフェザン本館1階フェザンテラス(盛岡市盛岡駅前通)に期間限定ショップ「Choco Choco Down on Wednesday」をオープンした。
同店は「仕事や子育てを頑張っている女性が『好き』と思える洋服や空間を詰め込んだ店」をコンセプトに、ターゲットを大人の女性に絞った同社の新業態。古着の買い取りは行わず、店内にある商品はインターネットオークションで併売もするため、ユーザーは日本全国から買い物できるほか、インターネットで商品を見つけ、実店舗に買いに来るといった楽しみ方も可能となった。
企画を担当した吉田厚さんは「これまではどちらかといえば若い人向きだったが、今回は大人の女性がテーマ。古着は女性ものの買い取りが多く、リサイクルブームで年配の人も古着を着るようになってきた。ジャンルや年代に的を絞った古着店の可能性はある。これを機に、普段古着を着ない人や抵抗感を持つ人にも来店してほしい」と話す。
約50坪の店内には約3000点の商品が並ぶ。従来の古着店のようなにぎやかさは少なくすっきりとした内装と落ち着いた色合いでまとめ、シックな雰囲気になっている。取り扱う商品も百貨店ブランドを中心に、スーツやジャケットなどのオフィスカジュアルやガーリーなどにカテゴリーを絞ることで統一感を出した。店名に使われている「Choco」は、「チョコレート」のように魅力的で、女性の好きなものが詰まった小さな店という意味や、毎週水曜に値下がりし続けるドンドンダウンとは異なり、毎週「ちょこっと」値下げを行うことに由来している。
店長の古舘梓さんは「働いている大人の女性からすると古着は少し遠い存在だと思う。仕事帰り、バスや電車の待ち時間にふらっと寄って、身近に感じてもらえるような店づくりを心がけている」と話す。「ドンドンダウンは盛岡の皆さんによく知られている古着店だが、それとは雰囲気が全然違う新しいお店。ちょっとした良いものを見つけに、たくさんの人に遊びに来てもらいたい」とも。
営業時間は10時~20時30分。