
雑貨店「etmo(エトモ)」(盛岡市中ノ橋通1)の展示スペースで2月17日、「太田康介(やすすけ)写真展『のこされた動物たち』」が始まった。
太田さんは愛猫の写真などを中心とするブログや写真集でも人気を集めるフリーカメラマン。震災直後、ツイッターで福島第1原発20キロ圏内に残された動物たちの現状を知り、2011年3月30日から現地で動物への給餌活動を行いながら撮影を始めた。同年10月に写真展を東京でスタートして以来全国各地で展示を行い、盛岡では今回が初めての開催となる。
現在も月2回ほどのペースで現地に通い、動物保護活動を続けている太田さん。「最初は福島の猫たちを助けたいという思いでボランティアを始めた。今はとにかくこの状況を改善して動物たちを楽にしたい。たくさんの動物が犠牲になったのは、私たち人間の意識が低かったからではないかとも思う。現状を知ることで一人一人が生き物に対して優しく接していくのでは」と話す。
同展では、太田さんが撮影した原発事故から約1年間の記録写真を展示。犬や猫などのペット、牛や豚などの家畜を中心に、原則立ち入り禁止となった原発20キロ圏内で暮らす動物の写真30点が並ぶ。同店オーナーの佐原叶夜さんは「動物が好きな人も、そうでない人にも足を運んでほしい。展示を見て何か感じていただけたなら、今回の展示を企画した意味がある。震災からもうすぐ5年。津波などとはまた違った災害もあるということを知ってもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は11時~19時(最終日は18時まで)。入場無料。今月29日まで(23日、28日は休み)。