ひなまつりに合わせて3月3日、オガールプラザ(紫波町紫波中央駅前2)で「おんなの防災フェスタ」が行われた。主催はループラス。
3月11日に発売する「おんなの防災セット『小町』」(3,500円)
震災ボランティアグループから始まり、女性が手仕事をできる場の創出を目指してと布ライナーの製造販売を始めた同社。3月11日に販売を始める「おんなの防災セット『小町』」(3,500円)の披露と、いつ来るか分からない災害のために防災について学んでもらおうと同イベントを企画した。
同セットには、布ライナー、アイマスク、キーホルダーライト、ブランケット、鏡、防災備忘録、ボールペン、エチケットセット、くしをバッグにまとめた。東日本大震災発生時、必要な物資に「マスカラ」と答えた女性がいたという。同社スタッフは「ある人には必要がなくても、その人には必要なものがある。バッグの中に自分が必要なものを付け加えて自分だけの防災セットにしてもらえれば」と話す。
ブースでは、非常食や被災時の代用品アイデア、助産師が制作した防災ブック、災害用ダイヤルやアプリの使用方法などを展示紹介した。
同社社長の細川恵子さんは「女性目線の防災の情報を皆さんと共有したいと思い、イベントを企画した。もともと制作していた布ライナーや被災地の女性から得た情報を基に防災セット『小町』をつくった。女性が緊急と感じたときにもすぐに持っていけるので、身近に置いて使ってもらいたい。それが防災につながると思う」と話した。
同商品は現在、予約受け付け中。今後は同社ホームページで販売する。