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創業100年の記念しょうゆを限定販売-盛岡の老舗醸造元

商品ラベルはしょうゆの搾りかすを使った再生紙を利用

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 「浅沼醤油(しょうゆ)店」(盛岡市中ノ橋通1、TEL019-622-2580)では創業100年を記念したしょうゆセット「縁」と「伝」を12月4日から限定販売している。

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 同社は1914(大正3)年に創業。みそ、しょうゆの醸造や近年では地元産の原材料を使った調味料の開発にも積極的に取り組んでいる。今回、社長の浅沼宏一さんが「創業100年を迎えるに当たって最高のしょうゆを造ろう」と企画した。

 100周年記念セットのうち「伝」は、食用としても最高品種と評価されている岩手県産青大豆の品種「秘伝」と岩手県産の南部小麦を使って醸造。もう一方の「縁」は「秘伝」で醸造したしょうゆに麹(こうじ)を加えてもう1年寝かせる「再仕込み」製法で醸造。豆のうま味と小麦の甘味がより際立つ仕上がりになっているという。100年を迎えた同社にとって、これからも消費者や取引会社との「ご縁」を大切にしたいという願いから名付けられた。

 同セットのしょうゆはろ紙を使った手搾りで1日5~6本分しかとれないために「限定発売」としている。浅沼さんは「創業時と違い現在はしょうゆ以外の調味料などさまざまな商品を製造しているが、これからもしょうゆ屋としての軸足はしっかりと保ちたい。創業当時は造った分だけ手売りしていたと聞いているので、原点に立ち返った記念商品を造ってみたかった」と話す。

 「縁」「伝」ともに150ミリリットル入りで、1セット2,000円。同社直営店「食楽日和(くらびより)」(盛岡市中ノ橋通1)のみで販売する。

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