ひと手間がうれしい「主婦力」レストラン-バイキングで好調な滑り出し

野菜をふんだんに使用したエスニックからおふくろの味まで、和洋中何でもありの「Calm」オリジナル料理

野菜をふんだんに使用したエスニックからおふくろの味まで、和洋中何でもありの「Calm」オリジナル料理

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 主婦のグループが運営するバイキングレストラン「Calm(カーム)」(滝沢村鵜飼、TEL 019-687-1468)が開店から2カ月、主婦ならではの目線と感性で作られたメニューが評判を呼び、順調な滑り出しを見せている。

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 同店は、「地元の新鮮な食材を使用し、家庭の味に『ひと手間かけた』体に優しくてお腹も満たせるもの」を提供したいと、3人の主婦が滝沢村の空き店舗を利用して昨年12月に開店したもの。毎日、スタッフの実家の畑で採れた旬の野菜などを中心に使用した多彩な創作料理約20品が日替わりで並ぶ。

 この日のフードメニューは、豆腐のギョーザ、コンブと納豆のスパゲティ菜の花添え、大豆とシーフードのマリネ、ライスボール、ユズ風味の長芋ステーキ、ピリッと辛い切干し大根など。素煮物で使用したニンジンの皮をキンピラにするなど、材料となる野菜は皮まで余すことなく使うことと「家庭で作れそうで作れない料理」が身上。利用客にいろいろなものを少しずつ楽しんでもらいたことから、バイキング形式にこだわった。

 店舗面積は約30坪で、テーブル席30席を用意した。木目を基調にした店内には、約12畳の小上がりの部屋も備え、パーティールームとしての利用も可能。テーブル作りや壁のペイントなどのリフォームも自分たちの手で行ったという手づくり感覚の内装に、店名の「穏やかな」時間を過ごしてほしいという思いが表れている。

 同店オーナーの谷藤恵さんは「私たちの共通点は、全員が専業主婦だったこと。子育てが一段落し、もう一度社会に出てみようと思っていた。パートも考えたが年齢や就業時間、休みのことなど、制約が多くハードルが高かった。それなら自分で始めようと一念発起した」と出店を振り返る。「スタッフがみんな同じ境遇なので、子供が病気になったら交代しながらやりくりするなど、融通も利く。『家庭第一』を身上に、家庭と仕事を両立させながら続けていきたい」とも。

 バイキング料金はご飯と味噌汁、デザートとコーヒーなどの飲み物が付いて、大人=900円、小学生=500円、幼児=300円。800円で好みの料理をチョイスし、持ち帰りもできる。営業時間は11時30分~15時。日曜・祝日定休。

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