盛岡のタクシー会社が車体に七福神をペイントした「お宝タクシー」を走らせて話題を集めている
このタクシーを運行しているのは「岩手中央タクシー」(盛岡市開運橋通3)。同社では専用のポイントカードを発行、今回ポイントが3倍付くタクシーを1台のみ走らせてみようと企画。車体を「七福神」のペイントにして「お宝タクシー」と名付けた。
盛岡市内では地元のスポーツチームや観光名所などをペイントしたタクシーがあるが「アニメ風」なキャラをペイントしたタクシーは珍しい。同社の保有台数106台のうち1台のみの運行となる。同社社長の佐々木さんは当初「絵本に出てくるような一般的に親しまれるイラスト」で納車されるものと思っていたそうだが「痛車」に近い仕上がりを見てショックを受けたという。運転手も「恥ずかしくて乗りたくなかった」というが、現在は「慣れた」という。
10月の走行開始以来、携帯電話で写真を撮られ、宝くじの購入にこのタクシーを利用する客もいるという。注文は受け付けず市内中心部の「流し」営業のため、このタクシーに乗りたくて1時間探した夫婦もいた。佐々木さんは「どうせならもっと『痛い』イラストが良かったかな」と話す。