九戸政実プロジェクト突撃隊は、九戸政実の認知度を上げて地域をPRしようと「現代の九戸政実クン」を募集する。
二戸地域の観光関係者や自治体職員らで構成する同プロジェクト突撃隊は、「九戸政実」の志を現代に継承し、地域を元気にする取り組み推進を目的に7月に発足。10月11日には第1弾として公認キャラクター「戦国ダンシ九戸政実」を完成させた。
戦国時代末期に九戸城を居城とした九戸政実は、豊臣秀吉の奥州仕置に対抗し、わずか5千人の兵で6万5千人の軍勢に挑み勇敢に戦った東北の英雄。そんな英雄になぞらえ「ふるさとや家族、友達をこよなく愛する人」「何事にも屈しない精神力が強くある人」「自らの志を貫いている人」など現代の九戸政実にふさわしい人を募集する。東日本大震災などの困難に見舞われている東北人が学ぶべき姿として、九戸政実を通じて東北の意気込みを発信するのが目的だ。
応募条件は、二戸地域(二戸市、軽米町、九戸村、一戸町)に居住または、通勤・通学している小学生以上の人。岩手県県北広域振興局二戸地域振興センターの菅野和幸さんは「身近な人や組織の中で、こんな人が九戸政実ならいいのでは思う人がいれば、応募してほしい」と話す。自薦、他薦は問わない。一般部門は3人が選ばれ、児童・生徒部門も設けられている。決定した「現代の九戸政実クン」には、発表記者会見や地元イベントなどにも参加してもらう。
申込用紙は、岩手県のホームページからダウンロードできる。応募は、FAX(0195-25-4062)またはメール(FA0021@pref.iwate.jp)で受け付ける。締め切りは11月15日。