岩手県内のアイスクリームメーカーが発売した「こんにゃく」を主成分としたアイスクリームが、その「不思議な食感」で注目を集めている。商品名は「マンナンアイス」で、「DIMPLE FOODS(ディンプルフーズ)」(岩手県岩手郡滝沢村、TEL 019-687-5328)が製造・発売する。同社は昨年12月に操業を始め、製造キャパシティーは日産3,800本。
「きれいで健康」をキャッチフレーズにした同製品は、ダイエットに効果があるとされているこんにゃくと寒天をベースにしながら、果物など素材の甘みをそのまま生かした天然の味にこだわりを見せる。その分「甘さ控えめ」だが、カロリーは従来のアイスに比べて3分の1~4分の1と低いのが特徴だという。さらに、通常の大きさの約33分の1にまで細かくした「植物ステロール」を加えることで、コレステロールの吸収率はもちろん、口臭や体臭を抑える効果は医療や介護の分野からも注目されているとも。
フレーバーはマンゴー、グレープ、黒ごま、オレンジ、コーヒーなど6種類。市販価格は250円。アイスクリームを試食した30代の女性は「どことなく舌の上に感じるこんにゃくの食感が不思議。すっきりとした味で、食後にベタっとした感触が残らないのがいい」という。
同社の南舘洋子社長は「今は食の安全が問われる時代。人工的なものは極力排除しながらもおいしいと言われるアイスを作り続けていきたい」と意欲をみせる。
商品は現在、全国のスポーツクラブなどで販売されている。2月中にはフレーバーを追加するほか、ジェラートタイプの発売も予定している。
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