10月に入り、盛岡近郊4大学の大学祭が続々と開催される。学生が趣向を凝らして企画したイベントやアーティストの無料ライブも行われる。

　盛岡大学（滝沢村、TEL 019-688-5555）は「聖陵祭」を同12日・13日に開催する。盛岡短期大学聖華祭と同時開催で、同13日14時からは、仙台のアイドルユニット「Dorothy Little Happy（ドロシーリトルハッピー）」の入場無料ライブを学内体育館で行う。

　同19日・20日は、岩手大学（盛岡市上田3、TEL 019-621-6006）が「不来方祭」を開催。今年のテーマは「轟（とどろき）」で、震災復興の足音が日本中に響きわたるようにと願いを込めた。同20日14時30分から特設ステージに沖縄出身ガールズバンド「FliP（フリップ）」が登場するほか、毎年矢巾町で開催される「ちゃぶ台返し世界大会」も初めて行われる。

　同26日・27日には、富士大学（花巻市、TEL 0198-23-7974）が「紫陵祭」、岩手県立大学（滝沢村、TEL 019-694-2000）が「IPU festa」をそれぞれ開催。紫陵祭は、テーマを「『Peace』～笑顔がいいね!!～」として、同27日14時からドラマ主題歌で話題になった「ケラケラ」が無料ライブを行う。また、IPU festaは「心会（こころえ）－16（いろ）とりどりの笑顔－」をテーマに、地域や沿岸の人たちの写真を集めたモザイクアートの展示やパフォーマンスコンテスト、早食いクイズ大会などのイベントを用意。ゲストアーティストに「SEAMO（シーモ）」を迎え、同27日13時から観覧無料ライブを開催する。

　岩手県立大学大学祭実行委員会委員長の桑野昇太さんは「学生や来場者、近隣住民方々との心と心が触れ合って、16（いろ）とりどりの笑顔が生まれるような大学祭にしたいという思いで、今年1月から着々と準備を進めてきた。大学祭に来て、一緒に笑顔あふれる大学祭にしていこう」と呼び掛けた。