もりおか復興支援センターと日本折紙協会盛岡支部さくら会が8月30日から、おでってギャラリー(中ノ橋1)で「花咲く折り紙&物売り人形展」を開催する。
同会は、2011年11月からもりおか復興支援センターで避難者向けに折り紙講習会を行い、2012年からは「折紙サークル」として月1回活動をしてきた。同サークルで講師を務めてきた丹野恵美子さんは「震災から2年が過ぎて(避難者の)皆さんの定住先が決まってきた事もあり、震災当時の事を話してくれる人が増えた。身近な人を亡くした人もいたが、前を向いて進んでもらうためのお手伝いになればと活動を続けてきた」(原文ママ)と思いをつづる。
会場には同サークルで思いを込めて折られた「椿」と「百合」の合同制作作品や同会が1年かけて制作した江戸の物売りをモチーフにした和紙人形のほか、生花と見間違えるほど精巧に作られた折り紙の花が展示されている。中には、90歳が制作した作品も見られる。
丹野さんは「海外でも折り紙を通じて交流してきた。折り紙に言葉はいらない。折り紙で交流を」と呼び掛ける。
期間中、折り紙講師による無料の折り紙ワークショップも開催する。
開催時間は9時30分~17時(最終日は16時まで)。入場無料。9月2日まで。