岩手県が昨年11月から行っている子育て支援事業「i・ファミリー・サービス」の協賛店が、今年に入り200店を超えた。現在の協賛店数は213店。

　同サービスは、少子化対策の一環として県保険福祉部児童家庭課（TEL 019-629-5456）が取り組む事業。岩手県内の小売り店や飲食店、施設などに協賛店として登録してもらい、子育て中の母親と子どもを対象に一定のサービスを提供してもらうもの。協賛店は「いわて子育て応援の店」として県や市町村のウェブサイトなどで「子育てに優しい社会貢献型のお店」としてPRされる。

　提供するサービスは内容によって、割引特典型の「にこにこ店」と子連れ優先席や授乳スペース、おむつ替えコーナー、ベビーカーのままで入店できるなどお出かけ配慮型の「ほのぼの店」の2種類あり、それぞれシンボルマーク入りのステッカーが店頭などに貼られる。

　同サービスを運営する同課少子化担当者は「予想を超える早さで一定の目標だった200店をクリアできた。協賛店は盛岡地域が半分近くを占めているが、これからは広く全県にわたって協賛を募っていく」と話している。担当者によると現在、協賛するお店の業態は小売店が最も多く、「今後は飲食店や理美容、菓子店などにも呼びかけていきたい」とも。

　また、同課では市民から寄せられた「携帯電話で店を検索したい」との意見を反映させる形で「携帯サービス」も昨年末から開始。ウェブサイトはパソコン用、携帯用ともに同課職員が手作りで開設したという。

　協賛店は同サービスのホームページで検索できる。

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