岩手県立大学の生徒で構成される「復興girls&boys」と、「ゴウちゃんのコロッケ屋」「釜石高橋鮮魚店」の3団体が共同開発した「海の幸(こ)ろっけ」が、盛岡手づくり村(盛岡市繋、TEL 019-689-2201)で5月3日~6日に行われる「スプリングフェスティバル2013」で先行発売される。
復興girls&boysは沿岸被災地企業の復興を支援する団体。同団体が食材決めとアイデアの発案を行い、三陸産のウニとアワビをぜいたくに使ったハート型のライスコロッケが完成。ゴウちゃんのコロッケ屋代表の野村豪さんは「ウニの生臭さを消しながらも磯の風味を残すことが大変難しかった。ハート型にするところも大変難しく、形成の仕方は企業秘密」と、1月に始まった開発について振り返る。高橋鮮魚店の高橋辰昇さんは「高級食材と親しみやすいコロッケを組み合わせるという、県立大の元気な若者の発想は面白い。このような発想で沿岸だけでなく、若い人が成功体験をして自信を持ってもらえるとうれしい」と話す。「三陸の味を味わったことのない人にぜひ食べてほしい。おいしく食べて応援してもらえれば」と復興girls&boysの広報、中條奈菜花さん。
価格は1個500円。売り上げの一部は復興girls&boysの支援金となり、復興活動で活用する。
スプリングフェスティバル2013の開催時間は9時~17時。通常販売は5月6日以降。盛岡市黒川直売所、MOSSビル、材木町よ市、雫石軽トラ市などで販売する。年内にはネットで冷凍食品として販売する予定。