![大宮から盛岡に到着した東北新幹線開業30周年記念号のやまびこ235号](https://images.keizai.biz/morioka_keizai/headline/1340664093_photo.jpg)
東北新幹線の盛岡・大宮間の開業が6月23日、30周年を迎えた。これに合わせてJR東日本は開業30周年記念イベントを盛岡駅、北上駅、一関駅で、それぞれ行った。
盛岡駅では、東京へ向かう30周年記念の専用臨時列車を盛岡駅駅長と一日駅長を務める大槌町在住の中学生歌手、臼澤みさきさんが出発の合図を出し見送った。
臼澤さんは「新幹線が間近に見られ、お客さんにもたくさん会えて一日駅長をやることができてうれしい。出発の合図は気持ち良かった」と振り返った。臼澤さんは、震災後に民謡を通じて避難所への慰問活動を行っていたことがきっかけで7月25日にメジャーデビューを予定する。
12時2分には東北新幹線大宮開業30周年記念号として懐かしいやまびこ200系が大宮から盛岡に到着した。大勢の鉄道ファンや家族連れがやまびこ200系を見に訪れ、ホームはにぎわいを見せた。鉄道ファンは「昔、通勤に使っていたやまびこは懐かしい。このグリーンのラインが盛岡駅によく似合う。また見ることができてうれしい」と懐かしさに浸っていた。
盛岡駅駅長は「東北新幹線開業から30年間、東北新幹線は地域の成長の役割を担ってきた。これからも北東北のターミナル駅として盛岡駅を中心として皆さまに利用していただき、新幹線とともに走り続けていきたい」と話した。
30周年を記念した入場券を7月22日まで販売するほか、クイズラリーや東北新幹線をテーマにした開業から現在に至るまでの写真の記念パネル展示も行う。