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滝沢村で地産地消の米飯給食メニュー発表会-地元野菜にイワナのコロッケも

披露された米飯給食メニュー。お米は100%滝沢村産

披露された米飯給食メニュー。お米は100%滝沢村産

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 滝沢ふるさと交流館(滝沢村)で11月30日、地元食材を使った米飯給食のメニュー発表会が行われた。

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 これは農水省が推進する「日本型食生活推進事業」の一環で、ごはん食を中心に本来ある日本の食生活を普及する目的で博報堂(東京都港区)と地域活性コンサル会社の五穀豊穣(ほうじょう)(同)が共同で進めるもの。今回、同村が米飯給食率が全国トップクラスの平均週4.5回であることから(全国平均は3.2回)、モデルケースとして「地産地消」をテーマに新たにメニューを開発した。

 発表したのは「イワナのコロッケ」「ホウレン草とニンジンのゴマあえ」「滝沢村産野菜たっぷり汁」の3品。コロッケはひき肉の代わりに特産のイワナを使った新たなソウルフードにもなれるメニュー。他2品は同村で整備した供給組合から仕入れた地元産の野菜やみそをふんだんに使ったバランスメニューで、いずれも生産者や栄養士、調理師、給食センターなどが共同で開発した。

 同時に行われた報告会では、財政的に価格変動の大きい小麦を使ったパンから地元米を使った米飯へ移行した背景を説明。自主流通米が普及し始めたタイミングで地元米の使用を推進する取り組みを紹介したほか、全5300食分を一度にそろえる難しさや冬場の野菜類の確保など課題についても検討した。

 同村の産業政策課の朝岡将人主査は「白菜の供給量を倍にするなど、食材の供給量を増やすことで、冬場の課題を乗り越える計画」と話す。「イワナは生臭さがなく風味が良かった。野菜がたくさん入った汁も手作りみその香りが豊かで、早く給食として提供し、村で採れた作物の良さを実感してもらいたい」とも。

 同村では、5年以内に食材の村内自給率を45%にまで引き上げるとしている。

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