プレスリリース

公用車にハイブリッド車を導入し、カーシェアとして活用する実験を行います

リリース発行企業:トヨタPR事務局

情報提供:

 トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)が提供するカーシェアサービス「トヨタシェア」は、東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)、株式会社ジェイアール東日本企画と連携し、岩手県遠野市にて、市の公用車をカーシェアとして一般利用も可能とする実証実験を行います。

 本実証では、トヨタシェアの車両を4台活用。市の公用車/業務利用に加えて、一般の方にもカーシェア利用可能とし、地域の移動手段の充実と環境車の活用によるCO2排出量の削減を目指してまいります。実証実験では、ハイブリッド車とガソリン車を使用し、走行時のCO2排出量を詳細に測定・比較することで、ハイブリッド車の導入による環境負荷低減効果を可視化します。

 本取り組みを通じて、地域の交通課題やゼロカーボン実現に向けたモビリティのあり方を検証して まいります。

1.実証実験の概要
(1) 目的
 ・公用車をカーシェアとして活用することにより、鉄道で来訪される方に二次交通を提供します。
 ・実証実験に使用する車両はハイブリッド車とガソリン車を採用し、詳細な利用状況とCO2削減量を計測します。利用シーンごとの詳細なデータを取得し、ハイブリッド車の導入効果を算出します。

実証実験のイメージ

(2) 検証内容
 ・公用車によるカーシェアの利用状況や満足度を調査し、有用性とサービスの継続性を検討します。
 ・利用シーンごとのガソリン車とハイブリッド車のCO2排出量を比較し、1台あたりのハイブリッド車への置換え効果を算出、遠野市の環境車配備計画に活用できるかを検証します。

(3) カーシェア利用方法
 1.スマートフォンに「TOYOTA SHARE(トヨタ シェア)」アプリをダウンロードし、会員登録を行います。
 2.登録後、アプリ上で利用日時、ステーション、車両、オプションを選択して予約を取得します。
 3.予約時間になりましたら、指定したステーションにてアプリを起動、「利用を開始する」を選択し、アプリ上で車両の鍵を開錠し、利用を開始します。
 4.利用終了後は、出発したステーションに車両を返却し、アプリ上で返却手続きを行います。
  ※詳細な利用方法は、以下の公式サイトをご参照ください。
   https://mobility.toyota.jp/r-toyotashare/howto/

(4) 期間
 2025年10月29日(水)~2026年2月22日(日)

(5) 実験場所
 岩手県遠野市 ※カーシェアの貸出場所は以下地図の2箇所です。

出典:国土地理院ウェブサイト(地理院地図Vector|国土地理院) 「地理院地図Vector」(試験公開)標準地図を加工して作成


実証実験に使用する車両のイメージ(運用の都合で変更になる可能性があります)

遠野市近郊の観光地(めがね橋)

2.本取り組みについて
(1) 実証実験の枠組み
 本実証実験はJR東日本が設立した「WaaS共創コンソーシアム※」の実証実験の一つ、ウェルビーイングな地域を目指す「ゼロカーボンに向けたカーシェア実証実験」の取組みです。東北地方における鉄道とクルマのベストミックスを目指し、現地でクルマを使用しながらも、極力環境負荷の少ない形での観光体験を提供することで、観光で来訪されるお客さまのウェルビーイングを向上します。
 ※「WaaS共創コンソーシアム」は、Well-beingな社会の実現に向けて、移動×空間価値の向上をめざすコンソーシアムです。
  (https://www.jreast.co.jp/jrewcc/

(2) 実証実験メンバーと主な役割

(3)今後の展望
 今年度の実証実験にてハイブリッド車への置換えに有用と判断できるデータが取得できた場合、事業用車のハイブリッド車置換えを検討している方々にこのデータを提供します。並行して、事業用車でのカーシェアの普及も推進します。これらの取組みにより、レンタカー不足などの二次交通の課題と事業用車による環境負荷の低減という2つの課題を同時に解決し、東北地方への展開を目指します。

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