全国の子どもたちに絵本を寄贈する「小岩井 純粋果汁 こども文庫プロジェクト」(主催=キリンビバレッジ)は10月1日、小岩井農場まきば園(雫石町)で絵本の読み聞かせイベントを行った。
当日は親子100組が参加。同プロジェクトで制作した絵本「クマくんともりのなか」で実際に読み聞かせを体験したほか、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さんが講演。親子でする読み聞かせについて独自の考えを披露した。
講演の中で、尾木さんは「読み聞かせは『共通体験』と言われるもので、これが親子関係にとてもいいもの。共同の体験について感想を言い合うと人間関係が深まる効果がある。絵本は母親の声を通して子どもが自らの想像力で空想を広げていくので、さらに心を豊かにしたり、知的関心を呼び起こす」と話した。
参加した母親らからは「初めて読み聞かせをして、いい体験をした」「フルタイムで働いているので、なかなか親子の時間がもてないが、これからは読み聞かせを通じて子どもと交流していきたい」などの声が聞かれた。