岩手大学の美術学生による「芸美有志展」が3月7日、ギャラリー彩園子II(盛岡市上ノ橋町)と旧石井県令邸(清水町)の2会場で始まった。
同大学・芸術文化課程美術デザインコースと同大学院生の計11人が、 作品の発表の場として自主企画した同展。絵画や陶芸作品、染め・織物、金属工芸作品などを出品する。
旧石井県令邸の会場では、1階の金庫室と2階、階段、屋根裏部屋を使い、6人の14作品を展示。作品のキャプション近くには自分の名刺を置くなどして、しっかり就活へのアピールも行う。2階で印刷作品やミクストメディアによる作品を発表する3年生の大山奥人さん(3年生)は、「手がけている作品を外部に発信したい有志が集まった。展覧会を通じて表現の再確認ができれば」と話す。
同じく旧石井県令邸2階で陶芸作品を出品する澤谷由子さん(3年生)は「この場で発表することが一つのステップになる。もっと技術を高めて、思い通りの作品を作れるようになれれば」と意気込む。
開催は、彩園子II=10時~19時、旧石井県令邸=11時~18時。14日まで(彩園子会場は12日まで)。旧石井県令邸1階では同展の責任者で同大学院・2年生の三浦裕美さんの修了制作展も併催する。いずれも観覧無料。