事業プランを競う「いわてビジネスプラングランプリ」が12月9日、ホテルメトロポリタン盛岡ニューウィング(盛岡市盛岡駅前北通)で行われた。主催はいわて産業振興センター。
今回で6回目を数える同グランプリ。岩手県内の企業経営者らが審査員ほか約100人の観客を前にパワーポイントで新規事業のプレゼンテーションを行い、その内容を競った。創業3年未満の企業がエントリーする「スタートアップ部門」、今後事業の改革を考えている企業が参加する「イノベーション部門」、高校生部門の部門を設ける。審査基準は新規性や実現可能性、社会貢献度など。
最優秀グランプリは、スタートアップ部門でカキ殻を活用した抗菌性の高い空気圧アクチュエータを開発したECO-A(大船渡市)、イノベーション部門は古着リメークのラージック(盛岡市)が受賞。高校生の部門では地域の特産品を開発から販売まで手がける水沢商業高校がグランプリ賞に輝いた。
ECO-Aの水野芳伸社長は「三陸はいずれ一次産業で食べていかなければならない。地域の資源を生かしたこの事業を応援してほしい」と投資を呼びかけた。
そのほかの受賞は以下の通り。優秀賞(スタートアップ部門)=サラダファーム(八幡平市)、のびあ(滝沢村)、メディアライブ(盛岡市)、イノベーション部門=リエゾンパブリッシング(盛岡市)、アール(釜石市)、東北資材工業(花巻市)。