盛岡市民福祉バンク(みたけ1、TEL 019-641-8200)と東北電力盛岡営業所(盛岡市紺屋町1、TEL 019-653-4967)は10月31日、中古の家庭用暖房器具に不具合がないか点検してリサイクルを行う「中古電気ストーブリサイクル活動」を合同で実施した。
同活動は、本格的な冬の訪れを前に市民から回収した中古の家庭用暖房器具の部品の状態を細かく点検し、きれいに清掃した後リサイクル品として販売するもので、実施は今回で31回目。
この日、盛岡市民福祉バンク職員6人と東北電力盛岡営業所、電気教室OGのプラグの会、東北電気管理技術者協会岩手支部ら総勢約23人が、市民から回収した電気ストーブやこたつ、電気カーペット、ハロゲンヒーターなど120点余りの暖房器具の通電状態を点検し、きれいに磨き上げた。
昨年より本格施行された「PSE法(電気用品安全法)」にものっとり、耐圧試験機を使った検査も行われ、チェックを受け整備された中古品は、300円~2,000円程度の価格で福祉バンクで販売する。
盛岡市民福祉バンクの川守田裕司支援部長は「福祉バンクは、障害者の働く場の確保と資源リサイクルを目的に1975年に発足した。以来、障害者が本当に喜びとやりがいを持って働ける場の提供と、『壊れたものは修理して使おう、もう一度資源として使おう』を活動の基本に歩んできた。この理念に東北電力さんが賛同してくれたことや、地域の方々に支えられ長く続けてこられた。本当に感謝している」と話している。
今回整備・点検された中古の暖房器具は11月1日、福祉バンク・ハート店(みたけ1、TEL 019-647-3366)、みたけ店(みたけ1 、TEL 019-641-8200)、西根店(八幡平市、TEL 0195-75-2728)で販売する。