盛岡市に残る古いれんが建ての建築物「青山町旧覆馬場」(盛岡市青山)で現在、現代アートの作品展「練兵場ギャラリー彫刻展」が行われている。主催は盛岡彫刻シンポジウム実行委員会(TEL 019-621-6575)やアートフォーラムいわてなど。
これまでに36回実施してきた「盛岡彫刻シンポジウム」を昨年から会場を同建物に移して開催する同展。岩手県を中心に東京など県内外から21人の彫刻家が石彫や木彫、オブジェなど作品を発表する。参加作家は長内努さん、有馬辰樹さん、きくちまことさん、ジェームス・ハリスさん、杉山功さんほか。
今月16日・17日には、彫刻林間教室を開催。ワークショップ形式でチャグチャグ馬コの写生と工作を行う予定。
通称「旧練兵場」と呼ばれる同建物。軍馬を育成するための雨天練習場として青山地区に数棟建てられていたが、現在残るのはここ1棟のみ。同展のような文化的な活動の場として、今後の活用が検討されている。
開館時間は9時~17時。観覧無料。11月7日まで。期間中の土曜・日曜と祝日のみ開館する。