岩手県国際交流協会(盛岡市盛岡駅西通、TEL 019-654-8900)は9月5日から、多文化共生セミナー「いわてグローカルカレッジ」を開催する。
同セミナーは、国際交流をテーマに韓国で女子教育の基礎を築いた淵澤能恵さん(花巻市出身)や日本式ローマ字の普及に尽力した田丸卓郎さん(盛岡市出身)など、世界で活躍した岩手県出身の先人にスポットを当ててその功績を再認識するほか、タイで日本在来種のミツバチの普及に取り組む藤原養蜂場の藤原誠太さん、スウェーデンで翻訳家やNGO活動家として活躍するヤンソン柳沢由実子さんなど、現在も各分野で活躍する人たちによる講義も予定する。講義は全14回シリーズで、すべて受講すると修了証が贈られる。
同協会の宮順子さんは「岩手には新渡戸稲造のほかにも世界で活躍した立派な先人がいる。その人たちを通して国際交流、そして経済交流の側面から、興味深い講義が聞けるので期待してほしい」と話す。
定員50人で受講は無料。会場は盛岡駅西口の複合施設「いわて県民情報交流センター(アイーナ)」で、時間は14時~15時30分。申し込みは同協会まで。
第1回目は9月4日、同協会理事長の安藤厚さんによる「3000年紀を生きる~シンボルは『矢』から『星座』へ~」。以降、月3~4回のペースで来年1月まで全14回を行う。