フェアトレードによる衣類や食品を扱うクラフトショップ彩(盛岡市松園1、TEL 019-661-8996)の秋冬展が10月13日・14日、盛岡市清水町の南昌荘で行われた。
会場にはオーガニックコットン製のジャケットやシルクの裂き織りで作られたマフラー、アルパカ製のショール、ウール製のニットなどがフェアトレード商品として紹介・販売された。主な原産国はネパールやペルーなど。フェアトレード(公正取引)は発展途上国で生産されている製品や原料を適正な価格で取引する運動をいう。
代表の湯口由紀子さんは昨年4月、県職員だった夫が退職したのをきっかけに夫婦でピースボートに乗船。世界18カ国を巡る中、パレスチナで難民の子どもたちを保護・支援するNGO活動家の山田しらべさんからフェアトレードの大切さを知り、帰国後すぐに自宅で開いている同店でフェアトレード商品を扱うようになったという。湯口さんは「フェアトレードは市民レベルでできる国際貢献。通常売られている商品に比べると割高かもしれないが、品物は確か。『人にも優しく、環境にも優しい』ことは、今の時代に合っているのでは」と話している。
同店では同様の秋冬展を松園の店舗でも行う。開催期間は10月27日~11月2日。