規格外の花きを活用したフラワーアレンジメントビジネスが12月2日、滝沢村でスタートした。同日、滝沢村役場で記者会見が行われた。
同事業は、今年から滝沢村が音頭を取る形で検討されてきた「滝沢花きブランド化推進プロジェクト構想」の一環として、県内の大手スーパー「ジョイス」(盛岡市東安庭)と花の卸と販売を手がける「緑の風」(滝沢村)、生産者として同村の2の園芸農家が連携して行うもの。これまで発育不良や作付量の不足などが原因で「規格外落ち」とされてきた花きに着目し、ブーケやフラワーアレンジメントに加工することで、新たな付加価値を生み出す狙い。
来年5月にはジョイス各店で販売が開始される予定で、価格は通常よりも格安になるという。商品化を担当する「風の緑」では、フラワーアレンジメントの資格を持つ専門家を栽培農家に派遣し、商品化の技術指導も行う。
生産者の武田甫行さんは、「商品の付加価値を高め、収益性を上げることで、園芸農家に新しいビジネスモデルを生み出したい」と意気込みを見せる。