「漁業就業支援フェア」(主催=岩手県漁業就業者確保育成センターなど)が7月12日、ホテルメトロポリタン盛岡(盛岡市駅前1)で行われる。
同フェアは、職業として漁師を希望する一般を対象に実施するもの。これまで東京や大阪など大都市圏で実施してきたが、岩手県での開催は今回が初めて。
出展する漁業者は、大船渡市漁協所属(大船渡市)のサンマ船2隻、綾里漁協所属(同)のサンマ船4隻とイカ釣り船3隻、広田湾漁協所属(陸前高田市)のサンマ船1隻、釜石東部漁協所属(釜石市)のサンマ船2隻など12の漁船。
通常の就職フェアと同様にブースで面談しながら、就業希望者は漁師仕事について質問できる。話がまとまればいったん研修生として最長6カ月間の研修を受けながら、漁師としての技量を磨く。受け入れる漁業者には、現場で仕事を教える際に講師実践指導料などが補助されるメリットがある。
同事業を推進する県農林水産部水産振興課の山口浩史特命課長は「漁師は自然相手の仕事。体力的に厳しいものがあるが、やりがいのある仕事でもある。わからないことばかりだと思うが、この機会にじっくり話を聞いてみてほしい」と話す。「とにかくやる気のある人に来てほしい」とも。
開催時間は13時~16時。入場無料。問い合わせは同センター(TEL 019-629-5815)まで。