岩手山の南麓に広がる「網張の森」の自然の魅力を紹介した小冊子が完成、網張ビジターセンター(雫石町長山小松倉、TEL 019-693-3777)で配布されている。制作・発行は網張ビジターセンター運営協議会。
同ガイドブックは、この8月に「網張の森」を含む岩手山南麓の遊歩道の整備事業が完了したのを機に企画されたもの。普段は常駐する同センターのガイドが留守でも、訪れた人がそれぞれに散策を楽しむ「セルフガイド用」として制作された。小冊子には森の歴史や草木の植生、生息する動物の生態などが掲載され、遊歩道の順路をたどって歩くように編集されている。
同センターの冨山高宏解説員は「国立公園の自然の豊かさを身近に感じることができる網張の森で、森の歴史や草木の様子を楽しみながら観察するのに利用してほしい」と話している。
冊子の仕様はA5版、4ページ。無料。現在はコピー用紙を使用しているが、近く印刷物にして100円で販売する予定。