岩手県立図書館(盛岡市盛岡駅西通1)4階の「I-ルーム」で現在、東日本大震災に関連したミニ展示を行っている。
「I-ルーム」は、東日本大震災を中心に震災津波や復興、自然災害、防災についての学び合いスペースとして2023年11月に開設。東日本大震災関連資料や災害、防災に関する資料を集約するほか、ワークショップ、展示、セミナーなどの催しを開いている。
スペース内の壁面では、東日本大震災津波伝承館(陸前高田市)で行われていた企画展の資料を借りる形で、定期的に展示を行っている。今回は「命を守る津波避難・避難場所の今-次の災害へ備える取組-」と題し、東日本大震災以降に進められてきた津波避難の取り組みや避難場所の整備について紹介する。避難場所と避難所の違いや、どのように過ごすか、日本と他国の避難に関する標識などを解説し、次の災害に対する備えを学ぶ内容になっている。
2月末からは、山田町の山田高校の生徒が作成した子ども向け防災動画や震災遺構と復興の歩みを伝えるガイドツアーのダイジェスト映像を上映。同町の復興記録誌など同館が所蔵する関連資料も展示する。
3月20日には、I-セミナー「震災・防災つながるカフェ」を開催。地域防災に取り組む学生や高校生による3つの団体をゲストに招き、互いの震災・防災についての活動を発表し、参加者と語り合う時間を設ける。
「I-ルーム」の担当者は「図書館は知識と情報を集約し、次世代へと継承する場。東日本大震災を含めた自然災害に対するスタンスも同じ。どういうことが起き、どうしたらいいのかを伝えるのは図書館の役割の一つ。I-ルームの資料や展示、講座を活用して、いつかの防災に役立てて」と話す。
ミニ展示の「命を守る津波避難・避難場所の今-次の災害へ備える取組-」は6月29日まで、山田高校の震災伝承動画の上映は5月28日まで。I-セミナーの開催時間は13時30分~15時30分。参加申し込みは今月18日までウェブフォームなどで受け付ける。