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盛岡で「よみがえる大船渡スケッチ展」 風化を防ぐため、盛岡からの発信を

大船渡の海や復旧・復興工事の様子を描いた絵が並ぶ

大船渡の海や復旧・復興工事の様子を描いた絵が並ぶ

 復興応援特別企画「よみがえる大船渡 スケッチ展」が3月3日、盛岡市観光文化交流センター「プラザおでって」(盛岡市中ノ橋通1)2階のギャラリーおでってで始まった。

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 2011(平成23)年3月11日に発災した東日本大震災から15年、2025年2月に大船渡市で発生した大規模林野火災から1年の節目に合わせて、盛岡市観光文化交流センターと盛岡観光コンベンション協会が企画した同展。東京芸術大学の学生たちが2014(平成26)年に大船渡市を訪れ、同市を中心とした震災後の風景を描いたスケッチなどを展示する。

 作品は2022年に大船渡市立博物館に寄贈され、同館と東京芸術大学社会連携センターの協力もあり、今回の展示に至った。会場内には大船渡の海や街並み、港、魚市場、駅などを描いた風景画のほか、復興・復旧工事の様子、復興商店街、空になびく大漁旗、陸前高田の一本松といった、復興に向かって歩み始めた地域の様子を、水彩画や色鉛筆画、ペン画で表現した作品が並ぶ。

 会場内では大船渡を描いた水彩画による短編アニメーション「HOME」を上映。加えて、展示に合わせた特別上映として、3月7日・8日には大船渡市民が撮影した8ミリフィルムを基に制作された記録映画「よみがえる大船渡」をプラザおでって3階大会議室で上映する。同映画には津波で水没したフィルムを修復したものも含まれ、震災前の街並みや大船渡市内での祭りの様子など、暮らしと人々の姿が収められている。

 盛岡観光コンベンション協会の担当者は「被災地から離れた場所では、どうしても風化は進んでしまう。少しでも思い出し、未来につなげるために、盛岡から発信を続けようと展示を企画した。温かい気持ちで、一緒に未来を見据えてもらいたい。作品の中に、見覚えがある風景や懐かしさを感じる場所があるかもしれない。震災復興事業が一段落しようとしている今だからこそ、改めて当時の様子に思いをはせてほしい」と呼びかける。

 開場時間は10時~16時30分(最終日は15時30分まで)。入場無料。3月11日まで。7日・8日の記録映画「よみがえる大船渡」は10時30分~15時30分に繰り返し上映する。

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