食べる

ベアレン醸造所が盛岡りんごのシードル発売 産地と特産品の魅力を広める

1瓶に2個のリンゴが使われている「盛岡りんごドライシードル」

1瓶に2個のリンゴが使われている「盛岡りんごドライシードル」

  • 2

  •  

 ベアレン醸造所(盛岡市北山1)は2月3日、盛岡産のリンゴを100%使った「ベアレン Our Hour(アワーアワー) 盛岡りんごドライシードル」を発売した。

2月3日に行われた発表会の様子

[広告]

 「Our Hour」は同社が手がける岩手県産果実を使った微発泡性ワインブランド。同ブランドではこれまでも県産リンゴを使った商品を製造してきたが、産地を限定し、地域の名前を冠した商品を作るのは初めて。商品の開発は、盛岡市が2025年度から取り組んでいる盛岡産農畜産物を活用する事業を補助する「美食王国もりおかイノベーション事業補助金」を活用して行われた。

 ベアレン醸造所社長の嶌田洋一さんは、盛岡の農畜産物の利用拡大や産地としての認知度向上を目的とした事業に賛同し、商品開発に取り組んだ。商品には市内の農家から購入した盛岡産のリンゴを使い、同社の工場で果汁を搾り、発酵。1瓶に約2個分のリンゴが使われているという。保存料や着色料、香料を加えず、リンゴそのものの味を感じられるように仕上げた。食事と一緒に楽しめるよう、甘さを抑えたドライで辛口な味わいとしている。

 嶌田さんは「加工品にすることで、より多くの人に盛岡産リンゴの存在を伝え、おいしさを届け、地域のPRにつながれば。盛岡のリンゴの完熟した味わいをシードルで楽しんでもらいたい」と話す。

 美食王国もりおかイノベーション事業補助金を担当する市農政課の田村友季さんは「盛岡市は農畜産物の生産地として重要な役割を持つが、それが市内外に伝わっていないことが課題。農業と産業の取り組みを通じて、盛岡の生産地としての認知と農畜産物の価値を高めたい。盛岡りんごドライシードルはリンゴの酸味と甘みの調和が感じられておいしい。リンゴといえば、青森と長野が有名だが、盛岡のリンゴもおいしいぞと広めたい」と話す。

 市内でリンゴを栽培する「熊谷果樹園」の代表・熊谷博文さんは「非常にリンゴ感が強いシードル。飲む時に香りを感じるが、甘さは控えめですっきりとしている。盛岡のリンゴがこのような商品になることは生産者としてうれしい」と喜ぶ。

 希望小売価格は330ミリリットル=440円。7500本限定。ベアレン醸造所の北山工場直売所とウェブショップのほか、県内スーパー、酒販店、アンテナショップなどで取り扱う。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース