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もりおか歴史文化館で恒例の南部鉄器展 暮らしの中の鉄器に思いをはせて

職人たちが作った鉄器がずらりと並ぶ展示室

職人たちが作った鉄器がずらりと並ぶ展示室

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 特別展「南部鉄器-暮らしの中の鉄器たち-」が現在、 もりおか歴史文化館(盛岡市内丸)で開かれている。

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 現役の南部鉄器職人が制作した新作を中心に展示する同展は、南部鉄器協同組合との共催で2023年から続けている。同館では江戸時代を中心とした盛岡藩に関する資料を収蔵し、南部鉄器とその職人にまつわる資料も多い。

 同館担当者の小西治子さんは「南部鉄器は江戸時代の盛岡藩から続く、岩手を代表する工芸の一つ。現代まで続く職人の技術とともに、今も盛岡のあちこちに工房があり、職人たちが日々仕事をしていることを知ってもらいたい」と話す。

 今回は20代から80代までの21人の職人が29点49種の作品と制作図面3点を出品。鉄器の風合いや色、細かい装飾、模様などを間近に見てもらおうとガラスケースを使わずに展示している。作品は2025年度までに制作したもので、伝統的なものから、実用性を高めたもの、縁起の良いモチーフを取り入れた作品、職人が初めて作った作品など、職人自身の個性が表れる。

 「職人の皆さんからは、商品とは違う自分の作品を作る機会になってうれしいという声もある」と小西さん。「出品者の中には工房を代表するレジェンド職人もおり、その技術力の高さには思わずうなってしまう。若手職人の皆さんは基本に忠実な美しい作品やユニークなデザインがあり、見ていて楽しい」とも。

 今回の副題「暮らしの中の鉄器たち」は職人のアイデアで付けたもので、「南部鉄器が生活の一部になれば」という思いが込められている。作品の一部は販売し、スタッフに申し出れば手袋を着用して触れることもできる。購入希望の場合は作者が所属する事業所に連絡する。

 小西さんは「一口に南部鉄器と言っても、色合いの違い、形や重さの違いがある。展示作品を見ながら、暮らしの中に取り入れた時のことを想像し、いつか皆さんの生活に取り入れてもらえれば」と話す。

 開館時間は9時~18時(入場受け付けは17時30分まで)。入場無料。1月31日まで。

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