2026年の干支(えと)「午(うま)」にちなんだ資料を展示する特別展「干支にちなんだ資料展-うま-」が現在、盛岡てがみ館(盛岡市中ノ橋通1)で開かれている。
午年生まれで馬にまつわる仕事をした一條牧夫と新渡戸仙岳の資料が並ぶケース
その年の干支に関連した年賀状や出来事、人物などの資料を展示する年末年始恒例の同展。今回は47点の資料を5つのショーケースに並べる。
1つ目のケースには盛岡に縁がある福田隆や海野経、中井汲泉がデザインした午年の年賀状や年賀印のほか、午年の切手シート、盛岡八幡宮流鏑馬(やぶさめ)古図などを展示する。2つ目のケースでは午年の出来事として、1906(明治39)年の岩手公園開園、1918(大正7)年の原敬内閣成立、1978(昭和53)年のチャグチャグ馬コ(うまっこ)の国指定無形民俗文化財選定の4つの出来事を紹介。それぞれにちなんだ絵葉書や切手帳を並べる。
3つ目から5つ目のケースでは、午年の1858年と1882(明治15)年に生まれた人物4人を取り上げる。1858年生まれは、馬の改良に取り組み「岩手産馬改良の父」とも呼ばれる一條牧夫、盛岡の馬町に生まれた郷土史家・書家で旧盛岡馬検場に掲げられていた看板の「馬検場」の文字を揮毫(きごう)した新渡戸仙岳を紹介。一條の写真や盛岡馬検場の絵葉書などを展示する。
1882年生まれは金田一京助と野村胡堂を紹介。現在開催中の企画展「拝啓 冨田小一郎様-冨田小一郎へのてがみ-」で2人の手紙を展示していることから、2つの展示を併せて楽しんでもらおうと、特別展では2人が寄稿した中学生向け雑誌や写真などを並べる。
担当学芸員の山崎円さんは「普段は出来事や人物をその年の干支を通して見ることがないので、馬にまつわる出来事が午年にあったり、馬に関わる仕事をした人が午年生まれだったりというのが偶然ながらも面白いなと感じた。岩手・盛岡にゆかりある午年について知ってもらいたい」と話す。
開館時間は9時~18時(入館は17時30分まで)。入館料は一般=200円、高校生=100円、中学生以下と市内在住の65歳以上は無料。第2火曜休館。2月11日~17日は企画展入れ替えのため臨時休館。3月17日まで。