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もりおか町家物語館で「お化け」の募集始まる 来年のお化け屋敷をにぎやかに

今年初めて行われたお化けのイラスト展の様子

今年初めて行われたお化けのイラスト展の様子

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 もりおか町家物語館(盛岡市鉈屋町)が現在、来年夏に開催する「町家のお化け屋敷」に向けて、お化けのイラストと不思議な話を募集している。

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 同館のお化け屋敷は2014(平成26)年に始まり、夏の恒例イベントとして毎年開催を続けている。お化けが来場者を追いかける、間近に迫るといった過度な脅かしは避ける一方、昭和時代の昔懐かしいお化け屋敷を再現した程よい怖さが幅広い世代に親しまれている。

 館長の盛合なおとさんは「小さい子どもと一緒に安心して入れるという大人からの声があるのもうれしい。子どもたちも、入場する前は『こんなの怖くないよ』と言っていた子が『怖かった』と驚いてくれたり、『昨年の方が怖かった。今年は怖くない』と正直な感想をくれたりして、私たちも毎年の楽しみになっている」と話す。

 今年は初めての試みとして、お化け屋敷に登場する「町家で会いたいお化け」のイラストを子どもたちから募集。37体のお化けが集まり、そのうち3体がお化け屋敷に登場して、来場者を怖がらせた。集まった作品は全て展示し、イラストをじっくり見る人も多かったという。好評を受け、来年はお化け屋敷に登場するお化けの数を増やすため、お化けをたくさん集めようと年明け前からお化けの募集を始めることにした。

 応募資格は5歳~18歳で、プロの応募は不可。町家のお化け屋敷に登場させたいオリジナルのお化けや妖怪などをA4サイズに描く。集まったお化けから複数点の受賞作品を選び、来年のお化け屋敷に登場させる。

 関連事業として今年は「盛岡の怖い話」や怪談を募ったが、今回は「あなたが実際に体験した不思議な話」としてイラストと同時に募集。集まった不思議な話から受賞作品を選び、タウン誌「街もりおか」に掲載するほか、来年のお化け屋敷期間中に開催する「お話会」で上演する。

 盛合さんは「今年集まったお化けたちは自由な発想で面白いものばかりだった。来年はもっと子どもたちのお化けを登場させたいので、皆さんの力を借りたい。どんなお化け屋敷にするか、構想を練っているので楽しみにしていてほしい。不思議な話も短いエピソードで構わないので、皆さんの体験を教えて」と呼びかける。

 募集要項と応募シートをウェブサイトに用意する。2月15日締め切り。発表は4月中の予定。

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