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盛岡のホテルが「岩手さちこ」パッケージの食料品発売 岩手とさちこを応援

岩手さちこのフォトスポットの前で4種類の商品を紹介するホテルエース盛岡のスタッフ

岩手さちこのフォトスポットの前で4種類の商品を紹介するホテルエース盛岡のスタッフ

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 ホテルエース盛岡(盛岡市中央通2)が12月5日、岩手県公認バーチャルユーチューバー(Vチューバー)「岩手さちこ」さんのイラストをパッケージに採用した食料品シリーズを発売した。

さちこさんのさまざまな姿を採用したパッケージ

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 さちこさんは、SNSを活用して情報を得る若年層へ岩手の魅力や県の取り組みを伝えることを目的に、2020年2月にデビュー。ホテルエース盛岡では昨年6月からさちこさんグッズの取り扱いを始め、アクリルスタンドや缶バッジなどのグッズを販売している。同ホテル支配人の田中宣行さんによると、「さちこ推し」を続ける理由には、「岩手をPRするさちこさんを推すことが、岩手全体を推すことにつながる」という思いがあるという。

 田中さんは「さちこさんは飾り気がなくて、活発なところが好き。岩手を名に冠する、岩手の申し子とも言えるが、知名度はまだ高くない。盛岡のホテルとして、岩手と一緒にさちこさんも一緒にPRしたい」と話す。

 食料品シリーズの企画は、県内の事業者から「食料品を作ってみないか」と声をかけられた際、「さちこさんをパッケージに使うことができないか」と考えたのがきっかけ。岩手の食材やさちこさんに関わる食材を使おうと準備と試作を重ねてきた。

 発売した食料品は、岩手短角牛と八幡平マッシュルームを使った「贅沢(ぜいたく)カレー」(1,080円)と「贅沢ボロネーゼ」(980円)、盛岡の焼き麩(ふ)を使った「福を呼ぶお麩の焼き菓子 岩手バターラスク」(900円)、岩手町産ブルーベリーを使った「果実そのまま贅沢ブルーベリーコンポート」(980円)の4種類。

 パッケージのイラストを使い分け、4種の中でも看板商品と位置付けるカレーと、さちこさんの出身地・岩手町のブルーベリーを使ったコンポートにはメインビジュアルとして使われている胴着姿、ボロネーゼはあねっこ風衣装、焼き麩のバターラスクは「盛岡さんさ踊り」の「福呼(ふっこ)踊り」にちなんでさんさ踊り衣装を選んだ。

 商品の製造は県内事業者が手がける。カレーはスパイシーさを感じる味、ボロネーゼは酸味を抑えたご飯にも合う味、バターラスクは軽い食感にし、コンポートはブルーベリーの果実を感じられるように仕上げた。

 田中さんは「アクリルスタンドや缶バッジはさちこさんのファン向けのアイテムだが、食料品であればファンではない人にも手に取ってもらえる。ご当地食品として、岩手とさちこさんの魅力をお土産で持ち帰ってもらいたい」と話す。

 商品はホテル内の自動販売機のほか、オンラインショップで取り扱う。

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