「キオクシア アイーナ(いわて県民情報交流センター)」(盛岡市盛岡駅西通1)のガラス面を、子どもたちのアイデアでライトアップする「ぬりえでライトアップ~わたしのぬり絵が光になったよ 2025-2026~」が、12月5日に始まった。
ライトアップは2018(平成30)年に始まり、今年で8回目を数える。施設内で開催している親子向けイベントで、施設外観の塗り絵に子どもたちが自由に色を付ける形で作品を募集。施設の職員らが選定し、塗り絵の色を再現してライトアップする。
施設のガラス面は普段、白色の照明を点灯している。ライトアップ時には施設内のホールで使っている照明用のカラーフィルターで色を付け、子どもたちが塗った色をなるべく忠実に再現している。
管理事務室の藤野峻平さんは「塗り絵を楽しみにしてくれている子や、続けて応募してくれている子もいる。私たちも毎年作品選びを楽しみにしているし、どの作品も素晴らしいので悩んでいる。子どもたちに作品が選ばれたと電話で連絡すると、本人と家族とで大喜びしてくれるので、こちらもうれしくなる」と話す。
今年の作品は、「カラフルなたてもの」(ことはさん)、「クリスマスアイーナ」(みくさん)、「きれいな光」(みのりさん)、「アイーナ☆いわて」(なぎささん)、「希望の光」(ともひろさん)、「うみのなか」(しよんさん)、「春、夏、あき、ふゆ」(みゆさん)、「きらきらひかるゆめのなか。」(かなでさん)、「ぽかぽかアイーナ」(りこさん)の9点。クリスマスをテーマにした色や、海のイメージ、季節の色、温かみのある色などバラエティーに富んだアイデアが集まった。
期間中は、各週1作品を金曜~火曜に点灯。12月19日~25日は「アイーナ~メリークリスマス~」と題して、赤と緑のクリスマスカラーにライトアップする。
藤野さんは「このライトアップが盛岡駅西口の彩りの一つになっていれば。雪や雨が降ると景色や色合いの見え方が変わってくるので、何度も見に来て、子どもたちの豊かな発想を楽しんで」と呼びかける。
点灯時間は16時30分~21時30分。ライトアップスケジュールとモチーフになった塗り絵作品はウェブサイトで紹介する。2月24日まで(12月26日~1月8日は休止)。