「XMAS MARKET IN 赤レンガ 2025」が12月12日・13日、岩手銀行赤レンガ館(盛岡市中ノ橋通1)で開催される。
同イベントは2020年に初開催。会場となる「岩手銀行赤レンガ館」は暖房設備が弱く、冬場のイベントがなかったことから、屋外で開催されることが多い「クリスマスマーケット」であれば寒さを生かせるのではないかというアイデアから始まった。当初は新型コロナウイルス感染症の流行下で大規模なイベントの中止が相次ぐ中、少しでも地域ににぎわいをもたらし、県内事業者の出店機会をつくろうという思いも込めていた。
今年で6回目を迎え、冬の恒例イベントとして定着しつつある。イベントを主催する「manordaいわて」の藤原百恵さんは「地域の皆さんから『今年はいつなの』『開催を待っているよ』と声をかけてもらうことも増えた。盛岡は冬時期のイベントが限られているので、にぎわいづくりにつながっていると思うと、うれしい。準備する私たちも楽しみにしている」と話す。
今年は2日間で26事業者が出店。うち4事業者が初出店。クリスマスリースやスワッグ、シュトーレン、キャンドルなどのクリスマスらしい商品のほか、アクセサリーや焼き菓子、ジャム、ホームスパン製品、雑貨といった冬の贈り物に向いた品を販売する。
今年のテーマは「出会い」。岩手や東北で活動する事業者との出会い、事業者同士の交流、商品との巡り合い、普段は入ったことがない建物での発見など、さまざまな「出会い」への意味を込めた。藤原さんは「赤レンガ館は観光施設の側面もあるので、外観は見ていても、中に入ったことがないという人も意外と多い。作り手と商品、建物とこの地域には良いものがたくさんある。出会いの冬を一緒に楽しんで、心がほっと温まるイベントになれば。来場の際は防寒対策も忘れずに」と呼びかける。
開催時間は、12日=11時~18時、13日=10時~17時(最終入場時間は各日終了30分前)。入場無料。会場混雑時には入場制限するほか会場内の通路を一時的に一方通行とする。