「2026年版盛岡観光カレンダー~ふらっといい旅いい出会い~」が11月1日に発売された。
「盛岡観光カレンダー」は盛岡観光コンベンション協会が毎年販売している。盛岡の観光名所や行事、季節の風景などの写真を使った2カ月ごとのカレンダーで、巻末には県外から盛岡への交通手段を紹介するページも用意する。
普段使いと土産品の両方で使いやすく、盛岡に親しみを感じられるカレンダーを目指し、これまでも写真サイズやデザインの変更などを重ねてきたが、今回は写真の場面にこだわり、盛岡のにぎわいや、イベントの躍動感が感じられるものを選んだという。
5月・6月に使うチャグチャグ馬コの写真は例年、岩手山を背に田園風景の中を歩く馬の列を滝沢市内で撮った写真を使うのが定番だったが、2026年版は行進のゴールとなる盛岡八幡宮へ向かう馬の列を後ろから撮影したものを選んだ。チャグチャグ馬コを一目見ようと集まった多くの観客も写っている。盛岡観光コンベンション協会の菊池愛理さんは「盛岡で撮影したものに変えたというのもあるが、多くの人が集まっているにぎわいも感じてもらえる写真を選んだ」と話す。
7月・8月には、8月に行われる「盛岡さんさ踊り」のパレードから、2022年にお披露目された新しい踊り「吉希翔(きっきしょう)」を複数の団体が踊る「吉希翔パレード」の写真を採用。9月・10月の「盛岡秋まつりの盛岡山車運行」の写真は、盛岡観光コンベンション協会が運行する山車と他団体の山車がすれ違う場面を写したものを選んだ。
これまでのカレンダーでは、盛岡さんさ踊りの写真は1つの団体を写したもの、山車運行の写真は同協会が運行する山車のみを収めたものが使われていた。菊池さんは「さんさ踊りは複数の団体が一斉に踊る躍動感を、盛岡山車は次々と山車が市内を練り歩く様子を伝えたいと思って選んだ」と話す。
1月・2月には雪化粧の岩手山、3月・4月には高松の池の桜、11月・12月には南昌荘の紅葉と定番の風景盛り込む。各ページには盛岡の名所や特産品を紹介するミニコラムも添えた。菊池さんは「季節の定番のイベントや風景を紹介する目的は変えず、写真の場面を少し変えることで、その時ごとの盛岡らしさが伝われば」と話す。
壁掛け、見開き時A3サイズ。価格は1,430円。プラザおでって2階「観光文化情報プラザ」、もりおか歴史文化館、盛岡手づくり村、市内の書店、いわて銀河プラザ(東京都)などで取り扱うほか、ファクスと専用フォームで通信販売にも対応する。