岩手県の第3セクター「三陸鉄道」(本社=宮古市)は4月13日、車両のヘッドマークに使用する「鉄道むすめ 久慈ありす」のイラスト作品を発表した。
同社が2月、開業25周年を記念して同鉄道の人気キャラクター「久慈ありす」のイラストを公募。応募のあった54作品から一次審査を通過した32作品を、3月から4月にかけて同社ホームページなどで人気投票を行った。
1位の「岩手県知事賞」は161票の最多獲得投票数を得た多田穣司さん(岩手県滝沢村)の作品「GO AHEAD」が受賞。以下、2位「トミーテック賞」=rizさん(神奈川県横浜市)の「welcome to SANRIKU」、3位「久慈市長賞」=Hirahitoさん(東京都調布市)の「三陸のアイドル、久慈ありす」、4位「三陸鉄道社長賞」=角館秋月さん(香港)の「元気いっぱい出発進行!」。今月18日に宮古市で授賞式を行う。
同社広報部の木村彩子さんは「作品はどれも予想以上にクオリティーが高く、海外からの応募もあるなど、キャラクターへの関心の高さに驚いた」と話す。
受賞作を使ったヘッドマークは、岩手県知事賞とトミーテック賞の受賞作品が4月29日~5月4日、久慈市長賞と三陸鉄道社長賞の受賞作が5月5日~同10日のゴールデンウィークの期間限定で、同鉄道・北リアス線(久慈=宮古間)で車両の前後に使用する。
列車は、久慈駅発=7時8分、13時4分、19時22分、宮古駅発=9時17分、15時10分、21時5分の1日6本。