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盛岡「サマガー」今年も開催へ準備進む オリジナルドリンクのテーマは岩手

「今年のドリンクもお楽しみに」と「サマガー カンパイ!おじさん」の土方さんとGNHC醸造長の及川さん

「今年のドリンクもお楽しみに」と「サマガー カンパイ!おじさん」の土方さんとGNHC醸造長の及川さん

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 7月18日から始まる地元飲食店などが出店するイベント「もりおかSUMMERガーデン2025」に向けて、オリジナルドリンク「ONE SUMMER DAY 2025」の準備が進んでいる。

ヤマブドウの色と見た目より軽い味わいが特徴の「ONE SUMMER DAY 2025」

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 「もりおかSUMMERガーデン」は中心市街地の活性化などを目的に2018(平成30)年に始まり、今年で6回目を数えるイベント。市民からは「サマガー」の愛称でも親しまれ、大人から子どもまで幅広い世代が訪れる。昨年は7日間で約1万5000人が来場。過去最高の来場者数となった。

 今年は7月18日~21日をクール1、25日~27日をクール2として計7日間開催。大型テント内の全天候型席など700席以上用意し、フードはクール1=11店舗、クール2=10店舗が出店予定。ドリンクはサマガードリンクカウンターとして各種アルコールドリンクやソフトドリンクを販売する。

 昨年からはハードサイダーブランド「Green Neighbors Hard Cider(GNHC)」(紫波町)とコラボレーションした会場限定販売のハードサイダー「ONE SUMMER DAY」を販売。その年の思い出として残るように毎年新たな味わいを開発する予定としている。2024年度版は予想以上の売れ行きとなりクール1で完売。GNHC醸造長の及川貴文さんは「サマガーが終わった後も、ONE SUMMER DAYがおいしかったという感想をもらうことがあり、うれしかった」と振り返る。

 今年は「サマガーは岩手の食と酒を楽しむイベントとして企画された」という原点に立ち返り、岩手をテーマに開発。遠野市の「宮守川上流生産組合」とコラボレーションし、県産の早摘みリンゴをベースに、岩手生まれのリンゴ品種「さんさ」と、同組合が育てたヤマブドウを加えた。イベントの実行委員を交えた試作会ではヤマブドウの割合を何度も確かめ、会場の雰囲気を想像して作り上げた。量も昨年から倍増し、1000リットルのタンクで醸造した。

 「ONE SUMMER DAY 2025」はヤマブドウの濃い紫色と見た目よりも軽めの味わいが特徴。イベント本番に向けて、現在は熟成を進めている。「大きいカップで3杯は飲める味だと思う」と及川さん。「お酒だけが主役にならないように、食事と一緒に楽しめる味でヤマブドウとリンゴがどちらも感じられるように調整を進めた。岩手が凝縮したドリンクなので楽しみにしてほしい」と笑顔を見せる。

 「サマガー カンパイ!おじさん」としても知られるイベント実行委員の土方剛史さんは「来場者の皆さんに楽しんでほしいという思いは一つ。昨年版を飲めた人も、今年こそと思っている人も、全員に味わってもらいたい。今年もサマガーで会いましょう」と呼びかける。

 開催時間は7月18日・25日=15時~21時、19日・20日・26日=11時~21時、21日・27日=11時~19時。「ONE SUMMER DAY 2025」はドリンクカウンター内のGNHCゾーンで販売。価格は、Sサイズ=500円、Mサイズ=700円、Lサイズ=900円。

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