9月13日早朝、「しずくいし軽トラ市」が今年8月に発生した新潟県中越沖地震の被災地、柏崎市へ向かった。
行動を起こしたのは雫石軽トラック市実行委員会の雄志ら3人。救援物資を積んだ軽トラック1台と同行する乗用車1台で被災地へ向かった。地震発生後、同町で毎月行われている「軽トラ市」で集めた義援金とじゃがいもや長ネギなど地元産の根菜類、水などの救援物資を届ける。物資の一部は啓明学園中学校(東京都昭島市)の生徒たちが農業実習を通して同町で育て、無償で提供された根菜類も含まれる。
一行は13日の早朝に雫石町を出発。高速道路は使わずに、片道500キロの道のりを一般道で向かう。同日、新潟県庁に義援金を届けた後、柏崎市内のボランティアセンターに救援物資を届ける予定。
これを呼びかけた同実行委員会のメンバーの瀬川拓也さんは「今、自分たちにできることはないかと、委員会や役場に相談して軽トラと物資を手配した」と話す。また、一般道路で行くことについて「もちろん節約です」とも。
一行は15日に雫石町に戻る予定。